成績を上げるために

成績を上げるために必要なことは勉強すること、と言ってしまえば当然のことだと思われるでしょう。

 

しかし、毎日数時間やっているのになかなか上がらない、という生徒さんもいるでしょう。

 

根本的に勉強のやり方やが合っていないのか、勉強すべき所を間違えているのかもしれません。

 

では、自分に合う勉強方法や勉強すべき所をどやうやって見つけるか。

 

ある人は自分で試行錯誤を繰り返しながら、自力で見つけるかもしれません。

 

それはそれで意義のあることだと思いますが、時間がかかります。

 

てっとり早く学校の先生、塾の先生、家庭教師に相談してみましょう。

 

そして、言われたことを具体的に継続して実行してみましょう。

 

しばらく経っても成績が上がらなければ、やり方を変えることを考えましょう。

 

この時も自分で判断せず、先生に相談しましょう。

 

私の経験をお話しします。

 

中学生の頃から指導していたある生徒は、こちらの指示に従い、学校の宿題はもちろん、塾の宿題、家庭教師の宿題を欠かさずこなしていました。

 

この生徒の成績は上がりました。

 

高校生のある生徒は「何をやっていいのか分からない。」と言っていました。

 

その生徒は基礎ができていなかったので、教科書の例題や問題、そして教科書対応の問題集をやるように指示しました。

 

しかし、「あの問題集は自分には合わない」、「もっといい参考書や問題集はないですか

?」と言い訳をして結局実行しませんでした。

 

宿題を出しても、やったりやらなかったり、でした。

 

入試の結果は散々なものでした。

 

別な高校生もやはり基礎ができていなかったので、最初の数回は前の学年の内容に戻り、基礎の復習をさせました。

 

しかし、「別な所をやりたい」と言うようになり、こちらが用意した内容を嫌がるようになりました。

 

教室の責任者にも相談しましたが、結局は生徒のやりたい所をやりたいようにさせる、ということになりました。

 

少しでも復習になるようにと、強制はしませんでしたが、時々プリントを作って渡してもほとんどやっておらず、

 

1年以上の間、成績はほぼ横ばいのまま卒業していきました。

 

成績を上げたくて塾に来ているはずなのに、教師の指示に従わない、これでは成績アップは望めないでしょう。

2016年08月25日