昔習った歌その2
今回は日本人なら誰でも知っている歌、君が代についてです。
私が学生のころは、いや、今でもそうだと思いますが、卒業式には必ず「君が代」を歌わされました。
しかし、小学生の時の卒業式の練習は単に「歌わされる」というレベルではありませんでした。
音楽の先生が厳しかったのか、何度も何度も繰り返し練習させられたのです。特に「ブレス(息継ぎ)」の場所を間違えると注意されました。
たかがブレスくらいで、先生たちはよほど厳かな式にしたかったのだろうか、と、これを書きながら思ったのですが、「仰げば尊し」や「蛍の光」ではそんな注意はされなかったんですね。。
君が代だけは別格なのか。。
ちなみにまだこの頃は君が代は「国歌」として法律で規定されていませんでした。
インターネットで調べたところ、「国旗及び国歌に関する法律」は1999年に公布、施行されています。
そして当時、歌詞の意味は全く考えずに歌っていました。
大人になってからもよく分からなかったのは「さざれ石のいわおとなりて」の意味です。
「さざれ石」は小さい石、「いわお」は大きい石だと思ったので、小さい石が大きい石となって、さらにその石に「こけのむすまで」つまり、苔が生えるまで長い時間、という意味と理解していました。
しかし、小さい石が長い時間かければ勝手に成長して大きい石になるのだろうか・・・、という疑問がありました。
逆に、風化して大きい石が小さい石になるのなら分かりますが。
と思っていたら、ある時テレビで見たのです。君が代発祥の地と言われている神社で、さざれ石がいわおとなったものを・・・。
それは私の想像とは別の物でした。
一つの小さい石が成長して大きい石になった物ではなく、小さい石がたくさん集まってくっついて大きい石になった物でした。
ところで、君が代発祥の地と言われている神社は全国に複数あるようです。
興味のある方はぜひ調べてみてください。