中学時代の勉強法:社会

今回は中学時代の社会の勉強法を書きたいと思います。


中学1年の時、毎回予習をやってくるように先生に言われました。


予習は教科書の内容をノートに自分なりにまとめて書かねばなりません。


毎回、ちゃんとやってきたかどうかチェックされます。
やって来ないと罰として額にその先生のハンコを押されます。いわば烙印(らくいん)です。(洗えばすぐに消えますが。)


ある時、いつものように先生はみんなの予習をチェックしていきました。
私はノートを見た先生に「なんだ、これしかやってないの?」と言われてしまいました。


ひょっとしたらその時は疲れていて、あまりたくさんできなかったのかもしれません。
またはノートの余白の都合でコンパクトにまとめすぎたのかもしれません。


先生に嫌味を言われ、(もっとやっておけば良かったな。)と素直に反省しました。


ところが、です。結局その日の授業は私が予習した範囲までしか進まなかったのです。
(ひょっとしたらもっと少なかったかも。)
自分の事を棚に上げる、とはこういうことを言うんですね。
私の嫌いなタイプです。


(俺に予習が少ないなどと言っておいて、先生だって少ししか授業進めていないじゃないか・・。)

とても悔しい気持ちになりました。
でもまた同じこと言われるのは嫌なので、次からは沢山予習しましたよ。

 

話が反れました。
2年と3年の時は別な先生になりました。厳しい先生でした。
予習をやって来ないと両方のほっぺをつねるのです。(通称ブルドッグと言います。)

中にはほっぺに青あざが出来てしまう人もいました。私も一度だけやられたことがあります。今では考えられない体罰です。

あまりにも痛いので毎回予習をしました。

やって来なかった友達に「ノートを見せて」と頼まれ見せてあげたこともあります。


ノートにまとめるというのは、意外と頭を使います。

ただ写すだけなら簡単ですが、見やすく分かりやすく、となると工夫が要ります。


並列の関係になっているものは箇条書きにすると見やすくなります。

例えば、文章では「○○○と△△△」となっているものを、
・○○○
・△△△
と書けば見やすくなりますし、並列の関係だと分かります。

因果関係になっているもの、順接や時系列順になっているもの、反対の意味や逆接のものなどは矢印で示します。

例えば、「○○○なので△△△」と書いてある場合は、
○○○⇒△△△


「○○○して△△△」は
○○○→△△△


○○○と△△△が反対の意味で使われている場合は○○○⇔△△△

と、自分でルールを決めて書けば見やすくなりますし、長々と文章を書く必要もなくなります。
これを読んでいる方の参考になれば幸いです。

そして、当然ですが、私のノートを写しただけの友達にはこれらの記号の意味なんて分からなかったはずです。

勉強というのは自分の頭を使わなければ身に付かない(自分のものにならない)のです。


と言っても、私の場合、予習だけでは成績につながりませんでした。

そこで、中学3年から復習にも力を入れました。それは、教科書をとことん読んで憶える方法です。


まず、1回目は読みながら大事だと思う所に赤線を引いていきます。
1ページ進んだら、次のページに進む前に今赤線を引いた所を、今度は必ず声に出して読みます。(もちろん内容を理解しながらです。)


完全に憶えたと言えるまで繰り返します。そして最後は教科書を閉じて憶えたことを声に出して言います。

もし言えなかったら、もう一度教科書を開いて確認します。


1ページちゃんと暗記できたら次のページに進みます。


おかげで3年で使う公民の教科書は赤線だらけになりました。


この方法を採用してから社会の成績は劇的に上がりました。(それまで5教科の中では社会が一番点数が取れませんでした。)


1年、2年の時は5割~良くても7割くらいだった定期テストの点数が3年の公民では8割~良い時は9割以上得点できるようになったのです。

2023年05月15日