隔世の感2-4~男女の別
久しぶりのブログ更新です
・職業と性別
私が子供の頃、看護師は「看護婦」と呼ばれていました。今は「看護婦」という言葉はほとんど聞かなくなりました。
「婦」とは文字通り、女性を指す言葉です。実際、看護師は女性が多かったのだと思います。でも、そもそも男性が看護の仕事をしてはいけない理由はないですね。昔は看護や介護の仕事は女性がするものという固定観念があったのでしょうか。
最近では私の生徒の中にも、看護師を目指す男子がいます。性別にとらわれることなく頑張ってほしいと思います。
かつて「スチュワーデス」という言葉がありました。今では「キャビンアテンダント(客室乗務員)」(これは和製英語だそうですね)と言われています。
「ウェイトレス」「アクトレス」という言葉と同様に、語尾に「ess」を付けたものは女性を表します。
実際、今では男性の客室乗務員もいるようです。
「女子アナ」という言葉があります。男性のアナウンサーは「男子アナ」と言わないのに、女性だけは頭に「女子」を付ける。正直に言いますと、「女子アナ」をまるでタレントかアイドルのように売り出していこうとするマスコミのいやらしさを感じます。これは隔世の感ではなく、むしろ私が若い頃と変わってないな、と感じた例です。
・リケジョ
「リケジョ」という言葉があります。昔はこんな言葉ありませんでした。理系の女子、略してリケジョだと思いますが、この言葉にも私は差別意識を感じます。暗に男性=理系、女性=文系という意味のない分類があるんじゃないかと感じます。
しかし、仮に理系の女性の人数が少ないからと言って、特別視するほどのことか?と思います。
逆に文系の男子を「ブンダン」などと言ったりはしません。
誰が言いだしたか分かりませんが、上記の「女子アナ」と同じようにいやらしさを感じます。
昔、兄の大学の卒業アルバムを見せてもらったことがあります。工学部はほとんど男子でしたが、一方で、薬学部はほとんどが女子でした。
今でも地元の日大工学部は男子学生が圧倒的に多いそうです。
私は大学卒業後、製造業の会社に勤めたことがありますが、男性が多かったです。今はどうか分かりません。