個別指導塾と家庭教師2

前回は授業時間についてお話ししました。

今回は指導科目について私の経験からお話ししたいと思います。

 

私が勤めていた1対複数の個別指導塾では、1回の授業で指導する科目は1教科とほぼ決まっていました。

「ほぼ」と言うのは、ある塾では塾長の許可を得た上で1回に2教科教えたこともあったからです。

(1対複数の個別指導塾というのは、教師1人に対して生徒が2人以上いる授業形態の個別指導塾です。)

 

例えば、週に1回数学を習いに来ている生徒には毎週数学しか教えないです。

となると、県立高校受験には5科目必要ですから、本当は週5回来てもらうのが理想です。

しかし、個別指導塾に週5回通わせるのは相当なお金がかかるため、週2回、多くても週3回という生徒がほとんどでした。

 

5科目に対応するため、ある塾では定期テスト前に教室を開放し、自習という形で5科目学習させたり、夏期講習や冬期講習中に変則的な形で授業を組んで5科目教えたり、といったことが行われていました。

 

いずれにせよ、講習などではなく通常の個別指導で5科目教えることはまずありませんでした。

 

家庭教師ならば、もっと自由度は高いです。

1回90分の授業で2科目教える、120分で3科目教える、ということがあります。

それも生徒の状況に応じて臨機応変に変えられます。

中学生の場合、週2回か3回ほどで5科目に対応できます。

(あくまでも生徒の状況によります。勉強が本当に苦手な生徒さんなら90分で1科目を徹底して教えなければならないかもしれません。)

 

教師1人に対して生徒1人のマンツーマンの個別指導塾の場合は、家庭教師と同様自由度は高いです。

しかし、教師1人に対して生徒複数の個別指導塾に比べ、当然料金は高めです。

 

個人の家庭教師なら料金もそれほど高くありません。

 

個人の家庭教師ならば、1対複数の個別指導塾に払うのと同じくらいの料金で、マンツーマンで教えてくれます。

 

個人の家庭教師を紹介しているホームページなどで、複数科目指導できる人を探してみてはいかがでしょうか。

 

2016年08月18日