学校のテストに対する疑問(英語)
学校のテストに対する疑問点をいくつか指摘したいと思います。
今回は英語についてです。
言葉はコミュニケーションの手段であるはずです。つまり、コミュニケーションができるかどうかが一番大事であると考えます。
しかし、学校の英語のテストを見ますと、細かい所で間違えて減点されてしまいます。
例えば、複数形のs、3単現のs。
two books と書くべきところを
two bookと書けば減点です。
She likes baseball. と書くべきところを She like baseball.と書けば同様に減点です。
配点が2点の問題が1点減点ならまだしも、0点になる場合もあります。
しかし、どちらも s が無くても意味は通じると思います。
日本の学校の英語教育は正確さにこだわり過ぎではないでしょうか?
不正確なよりは正確なほうが良いに決まっている、という意見もあるでしょう。
しかし、正確さにこだわるあまりの弊害というものを考えたことがあるでしょうか?
外国人とコミュニケーションしていて、いちいち間違いを正されたら楽しいでしょうか?
学ぶ意欲やコミュニケーションの意欲が無くなってしまわないでしょうか?
学校のテストや入試では多少不正確でも通じれば○にして、正確な答えと点差をつけない、というのも一つの方法ではないでしょうか。
一方で、将来英語を本格的に使いたい人には、正確さも大事だよと教えておけばいいと思います。
多くの日本人が中学高校と最低6年間も英語を学んでいるのに、英語をしゃべれないのは、細かい所にこだわり過ぎて、完璧な英語を話さなければいけない、と思い込んでいるからではないか?という指摘を何かの本で読んだ記憶があります。
これからの時代、英語を母国語としない人どうしのコミュニケーションも増えることでしょう。
そんな人どうしが完璧な英語を話さなければいけない理由はありません。
東京書籍の英語の教科書でも次のような文が書いてあったはずです。
(確か、外国にホームステイした日本人学生の質問に答えたベイカー先生(Ms.Baker)の言葉だったと記憶しています。)
But You don't have to speak perfect English.
(でも、完璧な英語を話さなくてもいいんだよ。)
さすが人気者のベイカー先生です。わかっていらっしゃる。
外国人の立場から、もっと日本の英語教育に口出ししてほしいものです。
(追記)
教科書が替わり、上に述べたベイカー先生は出て来なくなりました。