中学時代の勉強法:英語

以前、「先生は中学時代にどんな勉強していたんですか?」と聞かれましたので、ここに憶えている限り書いてみようと思います。読んでくださる方の参考になれば幸いです。

 

英語の勉強法はシンプルです。

 

まず、予習をやります。ノートに教科書の本文を写します。そして新出単語を書き取り、意味は教科書の後ろのほうに載っているので調べます。一応本文の内容も日本語に訳してみます。

 

教科書の基本文は日本語訳とセットで丸暗記します。声に出して読んで憶えます。

 

英単語も声に出して読んで、そして何よりも書いて憶えます。

自分で頻繁にチェックして、「よし、憶えた!」と言えるまで繰り返し練習します。

 

あとは学校のワークなどをやります。

 

ここまで書いて何も特別なことをやっていないと思うのですが、いかがでしょうか?


特別な教材などは一切使っていませんし、学校以外で誰かに習った記憶もありません。

と思っていたら、当時大学生の兄に帰省中に少しだけ教わった記憶があります。

 

the otherとanotherの違いが分からなかったので、兄に教わりました。(定冠詞と不定冠詞の違いなど中学生の私にはあまり理解できませんでしたが。。)

 

単語の練習については、憶えるまで練習するのが基本です。

 

学校や塾の先生はなぜ単語の練習を宿題に出すのか?それは「練習して憶えて来なさい」ということです。憶えるのが目的だよ、ということです。

先生が「一つの単語につき、5回ずつ練習して来なさい」と言ったとします。

この場合、簡単な単語は3回でもいいかもしれませんが、後で先生にとがめられないために、一応5回はやっておきましょう。

その上で、自分にとっては難しくて覚えにくいと思える単語は10回、20回と練習すべきでしょう。

 

私が中学3年の夏休み、英単語の宿題が出されました。上に述べたように5回ずつ練習する、だったと思います。

 

夏休みが終わり、皆の宿題のノートが提出されました。先生がチェックする前か、した後かは忘れましたが、皆のノートが教卓の上に積まれていました。

 

教卓の周りで数人でおしゃべりしていたクラスメートの一人が、一番上にあった誰かのノートを(勝手に)何気なく開いて見たところ、単語がびっしりと練習してありました。

(その時、私は少し離れた所にいました。)

 

そこにいた人たちはみな驚いていました。

「これ誰のノート?」

開いたノートを閉じ、表紙の名前を確認しました。

 

 

それは私のノートでした。。

 

私は多くやる分には問題ないだろうと思い、特に難しい単語を憶えるために、これでもか、これでもか、というくらい沢山ノートに書いて練習し提出していたのでした。

 

私はこのころには、なにがなんでも行きたい高校に行くんだ、と覚悟を決めていたのです。

 

進学校を目指す中学生の皆さん、大学に行きたい学生の皆さん、教科書に載っている単語はできるだけ全部憶えるくらいの気持ちで練習しましょう。

2023年04月05日