隔世の感1

シリーズ「隔世の感」と題し、思い出話と共に感じた事、考えた事を書いていきたいと思います。

 

第1回目は「タバコ」についてです。

最近では公の場所での喫煙が難しくなってきましたね。

私はタバコを吸いません。

学校の先生たちは学校内でタバコを吸う事は今ではもはや許されていないと思います。

学校内に喫煙所がある、なんて聞いたことがないので、タバコを吸う先生たちは外で吸ったりするのでしょうか?

 

私が子供の頃は学校内で、しかも教室内でタバコを吸う先生っていましたね。

ある担任の先生の場合、生徒たちがプリントの問題を解いている間に、教卓で右手に赤ペン、左手に火のついたタバコを持って別なプリントの採点をやっていました。

またある先生は、「二日酔いで頭が痛い」なんて言いながら、椅子に座ってタバコの煙をくゆらせていました。

今の感覚では信じがたい事ですが、私を含め当時の子供たち、そして保護者たちも気にもしていなかったんだと思います。その頃はまだ「受動喫煙」という言葉自体なかったのかもしれません。

 

学習塾の場合はそれぞれ対応が違うと思いますので、一概には言えませんが、講師が生徒の前で吸う事はどこの塾でも許されていないことは容易に想像できます。

私が20代後半に勤めていた学習塾にも、喫煙者の講師は周りに何人かいました。彼らは給湯室(と言っても、ドアなどがないスペース)で換気扇をつけてタバコを吸っていました。喫煙者がそこで数人話しながらタバコを吸ったりすると、換気扇の排気が追い付かないのか、教室に入るとちょっと臭ったりしてました。

 

別な学習塾で働いていた時は、喫煙できる場所が教室内に無いため喫煙者の講師が外に出て吸っていました。しかし、比較的人通りの多い場所だったので、それはそれでいかがなものかと、今にしてみれば思います。いっそのこと喫煙スペースを作ったほうが、近所のクレームなど来なくて済むのでは、と思いますが、わざわざ一部の喫煙者のために作るなら、生徒たちが使える自習スペースでも作ったほうがいいですよね。


 

 

 

2019年12月03日