相性は大事です
個別指導塾の講師や家庭教師を選ぶ際は、生徒との相性も重視しましょう。
相性というのは、性格的な部分だけでなく、教え方も含めてのことです。
教師の説明が分かりにくい、というのは論外ですが、「分かりやすいけど、この先生なんか嫌だな・・・。」と感じたら、その教師はやめておきましょう。
大きな塾や家庭教師の会社なら遠慮なく教師を交代してもらいましょう。
次は相性の合う先生が見つかるかもしれません。
個人契約の場合は、できれば体験授業を受けさせてもらって、それから判断しましょう。
私が体験授業を設けているのは、相性を見ておく、という考えもあってのことです。
ただ、実際に体験授業の後でこちらからお断りしたことは一度もありません。
実は、お断りすれば良かった、と後悔したことは一度だけあります。
詳しくは別の機会にお話ししたいと思いますが、その生徒さんは結局自分から解約を申し出てきました。
私の経験上では、女性教師を希望する女子生徒が時々いました。
しかし、実際のところ性別はあまり重要ではないな、と感じました。
理系(特に高校の理系)科目を教えられる女性教師は少ないです。
そのため、女性教師希望でも実際は男性教師が担当することもあります。
私も何度か女性教師希望の女子生徒を担当したことがありますが、何の問題もありませんでした。
問題がないどころか、楽しそうに授業を受けているな、と感じたこともあります。
ある中学生女子生徒(女性教師希望)の場合、
最初に女性教師(社会人)が担当する
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教え方が合わないという理由で、1回で教師交代を申し出る
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適任の女性教師が他にいなかったので、やむを得ず私が担当する
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楽しく授業を受けている。数回の授業が終わっても教師交代などの申し出はない
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新しい女性教師(大学生)が採用されたので担当してもらう
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「鈴木先生のほうがいい」と教師交代を申し出る
↓
最終的に私が担当し、成績もアップ
という事もありました。塾講師を始めたばかりのころの話です。
相性が合うことによって勉強が楽しくなり、成績アップにつながる、という可能性は大いにあります。
ただし、おしゃべりが好きな生徒の場合、相性が合うことによって、おしゃべりに夢中になってしまう可能性がある点は注意です。
ある保護者様は、「娘はおしゃべり好きなので女の先生だと勉強にならないと思うので、男の先生にお願いしたい。」と言っていましたが、性別は関係ないと思います。
未熟な教師なら、一緒になって授業中におしゃべりに興じてしまうかもしれませんが、性別は問題ではなく、教師の力量によると思います。
女子生徒の中には、男性教師を希望する生徒もいました。
「女の先生はネチネチしていそうでイヤ。」と言っていましたが、もちろんそのような女性教師ばかりではありません。
その生徒は、学校の女の先生によほど嫌な思い出でもあったのでしょうか・・・。