昔習った歌
仰げば尊しの中から
「思えばいととし」←ココ
「愛おしい」にしてはちょっと違う。
「いとおし」とは違いますから。と思って調べたら「いと疾(と)し」だそうです!
「いと」は古典で習いますが、「とても」と言う意味。
「疾し」は「早い」と言う意味。
ちなみに使っているパソコンで「とし」を変換しても「疾し」が出てきませんでした。
「疾風(しっぷう)」と入力して1字消しました。
「今思えばとても早かった、この年月は」という意味かと思います。
2つ目
「忘るるまぞなき」
「忘るる」は「忘れる」のことだろうな、というのは分かる。
では、まぞなき?とは・・・
現代では「~~ぞ・・・」なんて使いませんから、子供が分からないのも当然です。
きっと「ぞ」は古典の授業で習う「係り結び」というものですね。
「忘れる間もない」という意味でしょうか。
もう一つ
「今こそ別れめ」←ココ
私はずっと「別れ目」だと思っていました。
「別れの時」くらいにしか思っていませんでした。
すぐ前に「こそ」があるので、「別れむ」(別れよう。別れるべき)の「む」が変化して「め」になったということだそうです。(これも確か係り結びの法則です。)
これも意味がちゃんと分かっていたなら、卒業式でもっと気持ちが込められたのではないかと思います。(ひょっとしたら自分が忘れただけで、先生がちゃんと教えてくれていたのかも・・。)