母校の大学

だいぶ前ですが、問い合わせの電話を頂いた時に、「先生の出身大学はどちらですか?」と聞かれました。


「茨城大学です。」と答えましたが、「茨城県にある大学ですか?」と聞き返されました。


私はちょっと不思議に思いながら「そうです。」と答えましたが、相手の方は「茨城のなんと言う大学ですか?」とまた聞き返してきました。


私はまた「茨城大学です。」と答えました。
相手の方「そうですか・・・。」


この時点で私は、この方は茨城県に「茨城大学」という名前の大学があるということを、たぶん分かっていないんだろうな、と確信しましたが、別な話に移ってしまったので私もこれ以上言うのをやめました。

福島県福島市に「福島大学」があり、山形県山形市に「山形大学」があるように、各県庁所在地には国立大学があります。

 

(全都道府県庁所在地にあるかどうかは知りませんが、おそらくあると思います。茨城大学は水戸市にあります。そしてこれが「駅弁大学」などと揶揄される所以です。)

さりながら、茨城県にある国立大学と言えば、おそらくは筑波大学のほうが有名なのでしょう。


私が在学中、筑波大学ではノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈博士が学長でした。我が茨城大学の学長は「お隣みたいな立派な学長とは違うよ。」と自虐ネタにして笑いを取っていたのを思い出します。

(失礼ながら好々爺と言った感じの学長でした。)

 

ありていに言えば、地味で目立たない大学です。
(私の生徒の中には、都会の大学に行きたい、という生徒もいましたが、私は全く逆で都会に行きたいとか生活したいとか思ったことがありませんでした。)

しかし、茨城大学の名前をちゃんと知っている方もいまして、私が出身大学名を告げると、「教育学部ですか?」と聞いてくる方もいます。(私は理学部ですが。)


茨城大学は元々「師範学校」(教師を養成する学校)や他の学校を統合した大学で教育学部が有名だったのかもしれません。そして、福島大学とは違って今も教育学部があるようです。

2023年11月20日