隔世の感2-2~男女の別
前回の続きです。
・女子に雑巾がけをさせない教師
中学生の時の担任の先生(女性)は、掃除の時間に女子には雑巾がけをやらせない先生でした。理由は、手が荒れるから、だそうです・・・。女子は手が荒れると困るという理由です。今思えばとんでもない差別です。
では、女子は何をやるかというと、ほうき掛けです。床のゴミをほうきで掃いていき、そのあとを男子が濡れ雑巾で拭いていきます。ほうき掛けが終わった後は何をやるかというと、窓ふきです。
窓ふきには雑巾を使います・・・あれ?
床の雑巾がけはダメで、雑巾使っての窓ふきはOKって・・・。
ある時、その担任の先生が休みになりました。掃除の時間に副担任の先生(女性、担任より年下)がやって来て、女子を叱りつけました。「どうして女子は雑巾がけをやらないのか?」と。女子生徒は担任の指示だと説明しましたが、その時は結局副担任の指示で雑巾がけをやらされていました。私は副担任の先生に感心しました。
後で、担任と副担任との間でどんな話があったのか、あるいは学年主任や教頭や校長まで話があったのかどうかは分かりませんが、結局その後も変わらなかったので、学校内でたいした問題にはならなかったのでしょう。
それにしても、その担任の先生は当時40代だと聞いていたのですが、それまでずっとそのような掃除指導をしてきたのか、それまで教頭や校長などから改めるように話はなかったのか、疑問に思うところです。